ダニー・ケイ
PFC._Ernest_Williams
ジャック・ローズとメルヴィル・シェイヴェルソン共作の脚本をシェイブルスンが監督した喜劇。撮影はハリー・ストラドリング。音楽担当はシルヴィア・ファイン。出演するのはダニー・ケイ、ダナ・ウィンターら。製作ジャック・ローズ。
1944年、第二次大戦たけなわのころのロンドン。連合軍総司令部の前で、マッケンジー将軍(ダニー・ケイ)が何者かに狙撃された。幸い弾は当たらなかった。ロンドン周辺のイギリス軍基地では休暇が取り消され、外出も禁止された。ドイツのスパイがイギリス将校に変装して入り込んでいる疑いがあったからだ。そんなこととはつゆ知らず、アネリカ兵アーニー(ダニー・ケイ)とジョーが基地に現れた。2人は帰国の許可が出たので、港に行く道をたずねにやってきたのだが、再び外に出られないと知るや、ジープで脱出を図った。アーニーは基地司令官マッケンジー将軍に似ているので成功しかけたが、化けの皮がはがれて営倉に入れられた。将軍の身を案じていた連合軍司令官はアーニーを将軍の身替りに仕立てることを思い付いた。かくて、アーニーは偽のマッケンジー将軍となって、難行苦行を続けることになった。私生活でも彼は将軍になりきらなければならない。将軍は夫人のマーガレット(ダナ・ウィンター)と仲が悪く、運転手のブリジット軍曹をかわいがっていた。アーニーの正体に気づいた夫人は事情を知って同情した。彼女は将軍と離婚する目的でイギスに戻ったのである。折も折、本当の将軍は乗機を撃墜され、戦死した。ドイツ軍を欺くためにも、アーニーの存在はますます貴重なものになった。しかし正体を見破られなかったために、アーニーはスパイたちに誘拐される羽目になった。スパイはブリジットとパタースン大尉で、アーニーは潜水艦でドイツに送られ、ベルリンのゲシュタポ本部で厳重な取り調べを受けた。アーニーは口から出まかせの答えをして本部から逃げ出した。いろいろと変装してイギリス爆撃に向かう編隊にまぎれ込んだ。落下傘で脱出したアーニーはブラウン将軍の前で、ゲシュタポから盗んできたドイツ軍のスパイの名簿を差し出した。イギリス当局が探していたスパイの巨頭はブラウン将軍だった。アーニーの任務は終ったが、マーガレットのためにマッケンジー将軍の身代わりを続けることになった。
PFC._Ernest_Williams
Lady_Margaret_MacKenzie-Smith
Lady_Vivian
Colonel_Somerset
Sergeant_Bridget_Stanhope
Captain_Patterson
Corporal_Joseph_Praeger
General_Carleton_Puffy_Browne_Wiffingham
監督、脚本
脚本、製作
撮影
音楽
美術
美術
編集
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