ケイリー・グラント
Willam_Rutland
ロバート・ラッセルとフランク・ロスの共同ストーリーをTV・舞台のライター、ソル・サクスが脚色し、「不沈のモリー・ブラウン」のチャールズ・ウォルターズが監督したロマンティック・コメディー。撮影は「マイ・フェア・レディ」でアカデミー色彩撮影賞を獲得したハリー・ストラドリング、音楽はモダン・ジャズの大御所クインシー・ジョーンズが担当。出演は「がちょうのおやじ」のケーリー・グラント、「死刑台への招待」のサマンサ・エッガー、「ビッグトレイル(1965)」のジム・ハットンほか。製作は「アルバレス・ケリー」のソル・C・シーゲル。
英国の実業家ラトランド(ケーリー・グラント)は、商用で東京へ来たが、予定より2日前の到着のためと、折りしも東京オリンピックの賑いでホテルは超満員である。しかし、英国大使館の世話で、若い女性クリスチーヌ(サマンサ・エッガー)の、アパートの隣室を借りることになり、ふたりの奇妙な共同生活が始まった。ラトランドは、建築専攻の学生で、オリンピックの競歩レースに参加しているスティーヴ(ジム・ハットン)と知り合いになる。彼が部屋のないことを聞くと、ラトランドはさっそく借りている部屋の半分を、彼に貸した。ただでさえ図々しいラトランドに手を焼いているクリスチーヌは、また1人男がやって来て頭にくる。しかしスティーヴがとても魅力的な青年だったので、2人を放り出すのを思いとどまるのだった。スティーヴとクリスチーヌはラトランドがいないと、きまって衝突した。そんな微笑ましい2人を見て、ラトランドは結びの神を演じようとする。クリスチーヌには、英国大使館のハバーザック(ジョン・スタンディング)という婚約者がいたのだが……。いよいよ距離30マイル、東京の街を歩く競歩レースの当日。ラトランド、クリスチーヌ、ハバーザックの3人は、人混みをぬいながらレース中のスティーヴを追う。この時ラトランドはスティーヴとクリスチーヌが結婚すれば万事うまくいくと思い、いろいろと骨を折る。レースが終わり、ハバーザックはあっさりクリスチーヌをあきらめる。ラトランドもスティーヴとクリスチーヌのむつまじい姿を見て、肩の荷をおろすのだった。
Willam_Rutland
Christine_Eston
Steve_Davis
Julius_P.Haversack
Akiko_Kurawa
Yuri_Anderyovitch
Dimitri
Police_Captain
Mr._kurawa
Mrs._kurawa