グレゴリー・ハリソン
Jim
フットボールに狂っている弟思いの若者の家庭内、学校内での悩みを描く青春映画。製作総指揮はドン・コスカレリとS・T・コスカレリ、製作は「ファンタズム」の監督ドン・コスカレリ。彼とクレイグ・ミッチェルの共同監督で、これはコスカレリのデビュー作。撮影はレックスフォード・メッツ、ドン・コスカレリ、クレイグ・ミッチェル、音楽はフレッド・マイロー、編集はJ・テリー・ウィリアムス、ドン・コスカレリ、クレイグ・ミッチェル、美術はフィル・バーバー、フィル・ニール、E・G・カルマン、ジェームズ・カッチが各々担当。出演はグレゴリー・ハリソン、ロビー・ウォルコット、ロリー・ガイ、マリア・ペンニントン、カレン・マクレインなど。
学生のジム(グレゴリー・ハリソン)は、いつも、フットボールと弟のケリー(ロビー・ウォルコット)のことしか考えていない。学校の成績は、あまり芳しくなく、女の子たちへの態度もどちらかというと自信がない。しかし、フットボールの花形選手ということで、女の子にはけっこうモテる。母親はとうに死に、酒ぐせの悪い乱暴者の父(ロリー・ガイ)と3人で暮らしている。乱暴者の父親はジムには何もしないが時々、ケリーを殴る。ある朝、ジムは、ケリーの泣き声で目をさます。また父親の仕業だ。父親がケリーをこれ程までに憎んでいるのには理由があった。ケリーは、彼の実の子供ではないのだ。つまりジムとは異父兄弟という関係に当たる。あまりにケリーにつらくあたる父親を、ジムは遂に追い出した。ある日、アルバイト先から家に帰ったジムは、浴室で血だらけになっているケリーを見つけた。そしてケリーは死んだ。父親が殺したことは明白だった。ジムは父親を探しあてると、彼を殴りのめした。ひとり公園に行ったジムは、そこでケリーと同じ年ごろの少年と仲よくなり共に遊ぶ。そして再会を約束して、その少年に別れを告げるのだった。
監督、脚本、製作、製作総指揮、撮影、編集
監督、脚本、撮影、編集
製作総指揮
撮影
音楽
美術
美術
美術
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編集
字幕
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