アレクサンドル・ボルチコフ
ロミオ
18世紀後期にモスクワで創立されたロシアで最も歴史が古く伝統を誇る名門バレエ団『ボリショイ・バレエ団』。ロシア語で『大きい』という意味の『ボリショイ』の名の通り、劇場やバレエ団も踊りもすべてにスケールが大きく、世界最高峰のバレエダンサーや衣装・美術の粋を集めた同バレエ団の舞台を、映画館で臨場感たっぷりに上映する。2014-2015シーズン第4弾となる本作では、2013年11月に収録された、シェイクスピアの普遍的な悲恋物語を下地にした世界的に人気の高いバレエを上映。息をのむような振付のもと、主役を演じるアレクサンドル・ヴォルチコフとアンナ・ニクーリナが名作に輝きを与える。
中世のイタリア・ヴェローナ。モンタギュー家とキャピュレット家は、流血騒ぎを起こすほど対立を深めていた。ある日、キャピュレット家の愛娘ジュリエットのために催された仮面舞踏会にモンタギュー家の子息ロミオは親友のマキューシオを伴って潜り込む。そこで出会ったロミオとジュリエットは激しい恋に落ちるが、反目しあう家の者同士であるが故に悲しい宿命が二人に迫る。
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