監督
アドルフ・アイヒマンが世界を欺くために選んだ模範収容所の真実と彼の性格面を、生還者の証言とナチスのプロパガンダ・フィルムで明らかにしていくドキュメンタリー。監督は、「SHOAH ショアー」のクロード・ランズマン。シアターイメージフォーラムにて特集上映で公開。2013年カンヌ国際映画祭公式選出作品。
ストーリー
大戦中、アドルフ・アイヒマンが世界を欺くために選んだ“模範収容所”テレージエンシュタットの真実を、同収容所の生還者で、ユダヤ人長老ベンヤミン・ムルメルシュタインの証言で明らかにしていく。撮影監督ウィリアム・リュプチャンスキー、キャロリーヌ・シャンプティエによる映像や、ナチスのプロパガンダ・フィルム等を効果的に使用し、アイヒマンの知られざる性格面を白日の下に晒す。この作品は、ホロコーストに関する偉大な歴史的解明のひとつといえるだろう。