ルック・オブ・サイレンス|MOVIE WALKER PRESS
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ルック・オブ・サイレンス

2015年7月4日公開,103分
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1965年インドネシアで起こった軍事クーデターに端を発し、共産主義者掃討を掲げた勢力に多くの人が殺され、その数は100万人以上にも及ぶとされている。2010年代に入っても英雄として暮らす大虐殺の実行者たちに自分の行ったことを演じさせた「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督が、虐殺で家族を失った被害者側から悪とは一体何なのか見つめるドキュメンタリー。兄を殺された眼鏡技師が、危険を冒し視力検査を装って権力者となった加害者に近付き、核心を突いた質問を投げかけていく。第71回ヴェネツィア国際映画祭で審査員大賞、国際映画批評家連盟賞など計5部門を制覇。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

アディは、1960年代にインドネシアで繰り広げられた大虐殺、いわゆる『9月30日事件』で兄が殺された後に生まれた。母はずっと失った我が子への思いを胸にしまいこみ、アディにすら多くを語ろうとはしなかった。2003年、ジョシュア・オッペンハイマー監督が撮影した、加害者たちが兄を殺した様子を得意げに語る映像を見たアディは、彼らに罪を認めさせたいと思うようになる。そして2012年に監督と再会したアディは、監督とともに加害者のもとに赴く。アディが警戒をかわしながら質問を投げかけていくうちに、母も知らない事実が明らかになっていく。

作品データ

原題
THE LOOK OF SILENCE
製作年
2014年
製作国
デンマーク インドネシア ノルウェー フィンランド イギリス
配給
トランスフォーマー
上映時間
103分

[c]Final Cut for Real Aps, Anonymous, Piraya Film AS, and Making Movies Oy 2014 [c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    3.0
    2015/7/29

    【賛否両論チェック】
    賛:人間の恐ろしさや浅ましさを垣間見る。様々な議論を生みそうなテーマなのも、興味深い。
    否:この映画の主張自体も、やや乱暴な理屈か。非常に淡々と進むので、眠くなるかも。グロテスクな話も多数あり。

     命乞いをする者達の首を切ったり体を切断したり、絞め殺したり。そんなむごたらしい話を飄々と語る実行犯達にも驚かされますが、その多数が
    「命じられて荷担しただけ。自分は悪くない。」
    と開き直っている姿にも、人間の浅ましさを感じてしまいます。ただ逆に言うと、被害者からの視点でしか描かれていないので、自然と
    「被害者=善で、加害者=悪。」
    という構図になってしまっているのも、少し乱暴な理屈なのかなと思います。
     また、特にBGM等もなく非常に淡々と進むドキュメンタリーなので、気をつけないとかなり眠くなりそうです。
     良くも悪くも、命や社会や正義について、色々と議論のきっかけとなりそうな作品です。

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