トンマーゾ・ラゾッティ
フェリーニ
ローマにやって来た1939年から1993年に亡くなるまでのエピソードを中心に、再現ドラマとドキュメンタリーを交えて、映画監督フェデリコ・フェリーニの素顔に迫る。監督を務めたのは、実際にフェリーニと親しい関係にあり、「醜い奴、汚い奴、悪い奴」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したエットレ・スコーラ。
若きフェリーニ(トンマーゾ・ラゾッティ)は、風刺雑誌『マルカウレリオ』の編集部に職を得て、マンガを描き始める。その編集部に8年後に入社したのがエットレ・スコーラ(ジュリオ・フォルジェス・ダヴァンツァーティ)。ムッソリーニの台頭と戦争を挟んで、11歳の年齢差がありながらも、2人は編集部で一緒に仕事をした。映画の前半はフェリーニが脚本家として頭角を現してゆく姿が再現ドラマとして描かれる。後半ではフェリーニ映画の製作裏話が中心。夜、ローマをドライブしながら、他人の打ち明け話を聞くのが好きだったフェリーニ。「カサノバ」のオーディション風景など、本人も登場する実際の映像の数々。そして葬儀からフェリーニ作品が映し出されるラストへ……。
フェリーニ
老年期のフェリーニ
幼年期のエットレ・スコーラ
エットレ・スコーラ
マルチェロ・マストロヤンニ
ルッジェーロ・マッカリ
編集長
監督、脚本
脚本
脚本
ナレーション
製作
製作
製作
撮影監督
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
録音
字幕
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