シェイラ・ヴァンド
少女
サンダンス映画祭などで注目を集めたイギリス出身のアナ・リリ・アミリプール監督の長編デビュー作。モノクロのスタイリッシュな映像の中、イランのある町で出会ったヴァンパイアの少女と1人の青年が辿る運命を描いたホラー。出演は「アルゴ」のシェイラ・ヴァンド。俳優のイライジャ・ウッドが製作総指揮に名を連ねている。
イランのどこかにあるゴーストタウン、バッド・シティ。ジャンキー、ポン引き、娼婦……。そこは死と絶望に満ち溢れた街だった。もくもくと煙を吐き出す工場地帯。夜は人気がなく静けさに満ちている。この街では毎晩、黒いチャードルを纏った少女(シェイラ・ヴァンド)が夜道を歩く。街に蔓延る悪人たちの後をつけて標的を決め、その首筋に鋭い牙を立てる。彼女は街の監視者であり、正体は人間の血を吸って生きるヴァンパイアだった。バッド・シティに住む青年アラシュ(アラシュ・マランディ)は、ヤク中の父親の借金のカタに、売人兼ポン引きのサイード(ドミニク・レインズ)に愛車を奪われてしまう。裕福な家の庭師として働くアラシュは、令嬢の部屋から高価なピアスを盗み、愛車と交換するためにサイードの家へ向かう。だがその頃、サイードは、ナンパして家に連れ込んだ少女に噛み殺されていた。アラシュは死体を隠し、愛車とともに彼の仕事をそっくり引き継ぐ。ハロウィンパーティーの夜、運命的に出会ったアラシュと少女。2人はその場で恋に落ちるが、互いの素性を打ち明ける事はできない。やがて、2人を繋ぐ人々の身に起こった事件をきっかけに、運命が大きく動き出す……。
少女
アラシュ
ジャンキー ホセイン
娼婦 アッティ
ポン引き 売人 サイード
浮浪児
王女 シャエダフ
ロカビリー
監督、脚本、製作
製作
製作
製作総指揮
共同製作
撮影
音楽
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[c]キネマ旬報社