チソン
ヒョンテ
放火強盗事件の遺族の男が友人たちの協力を仰ぎながら独自捜査を進めるうちに、彼らの篤い友情が揺らいでいく犯罪ドラマ。監督は数々の短編を手がけ第23回釜山国際短編映画祭などで高い評価を受けてきたイ・ドユン。本作が長編映画初監督作品となる。「マイPSパートナー」やテレビドラマ『鉄の王 キム・スロ』のチソン扮する家族を突如失い犯人を探す男、そして「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」のチュ・ジフンと「マイ・リトル・ヒーロー」のイ・グァンス演じる少年時代からの友人たちの心理描写を濃密に描き出している。ほか、韓国のアイドルグループ『大国男児』のJayが出演。
家族を愛する実直なヒョンテ(チソン)は、中学時代に起こったある危機をともに乗り越えたことから、要領がいいインチョル(チュ・ジフン)、抜けたところのあるミンス(イ・グァンス)と今でも固いきずなで結ばれていた。ある日、保険セールスマンであるインチョルが火災保険の契約のためにヒョンテの母が社長を務めるゲーム賭博店を訪ねてくる。店は多額の負債を抱え火の車で、二人は何の気なしに店が放火された場合いくら保険金が出るのか話した。それから間もなくして売上金を狙った強盗放火事件が起こり、ヒョンテの母が犠牲に。ヒョンテは独自調査に乗り出そうとインチョルとミンスに協力を仰ぐが、偶然の重なりが彼らの友情にひびを入れる……。
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