ラウ・チンワン
カムキョン
「インファナル・アフェア」で共同監督&脚本を務めたアラン・マックと、脚本を担当したフェリックス・チョンのコンビが放つクライム・サスペンス。「盗聴犯 死のインサイダー取引」に始まるシリーズ第3弾。出演は「奪命金」のラウ・チンワン、「ドラッグ・ウォー 毒戦」のルイス・クー、「新宿インシデント」のダニエル・ウー。
昔から政府と住民との間で開発問題が続く香港郊外の新界。地元の有力者ロク(ケネス・ツァン)の甥カムキョン(ラウ・チンワン)は、大陸の実業家マン(ホアン・レイ)を味方につけ、様々な手段で土地を買い漁っていた。その目的は、土地開発に乗じて莫大な利益を上げること。そこへ、5年前に交通事故を装って計画に反対するユン(チン・カーロッ)を殺害した幼馴染ザウ(ルイス・クー)が、刑期を終えて刑務所から出所してくる。歓迎して仲間に迎え入れるカムキョンだったが、内心は疎ましく思っていた。それを感じ取ったザウは、獄中で知り合ったハッカーのジョー(ダニエル・ウー)に依頼して、カムキョンたちに盗聴器を設置。さらに、カムキョンたちの行動を快く思わないロクの娘ユンウィン(ミシェル・イェ)も加わったことで、運命の歯車が狂い始める。果たしてこの金と権力と欲にまみれた争いに勝利するのは、果たして誰なのか……?
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