アレクサンダー・フェーリング
ヨハン・ラドマン
戦時中にナチスが犯した罪をドイツ人自ら裁き戦争責任に向き合う契機となった1963~1965年のアウシュヴィッツ裁判開廷までの道のりを、事実に基づき描いた人間ドラマ。戦後十数年が経ち戦争を過去のものとする雰囲気に包まれる中、ナチスの罪を浮かび上がらせようとした検察官たちの苦闘に迫る。監督は俳優としても活躍するイタリア出身のジュリオ・リッチャレッリ。本作が長編映画初監督作品となる。主演は「ゲーテの恋~君に捧ぐ『若きウェルテルの悩み』~」のアレクサンダー・フェーリング。ほか、「ハンナ・アーレント」のフリーデリーケ・ベヒトらが出演。
1958年、西ドイツ・フランクフルト。第二次世界大戦が終わってから十数年が経ち、西ドイツは西側諸国との結びつきを強くして経済復興を成し遂げようとし、大半の人々は戦争は過去のものとして当時の記憶も自分たちが犯した罪も忘れ去ろうとしていた。そんな中、あるジャーナリストがかつてアウシュヴィッツ強制収容所にいた元親衛隊員が規定を破り教職についていることを突きとめる。上司の制止も聞かず、新米検察官のヨハンはジャーナリストのグニルカや強制収容所の生き残りであるユダヤ人シモンとともに調査を開始。様々な妨害にあいながらも、検事総長バウアーの指揮のもと、生存者の証言や実証を得ながらナチスがアウシュヴィッツで犯した罪の詳細を明らかにしていく。
ヨハン・ラドマン
マレーネ
トーマス・グニルカ
検事総長 フリッツ・バウアー
シモン・キルシュ
ハラー検事
監督、脚本
脚本
製作
製作
撮影
撮影
音楽
音楽
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