地球を駆ける男:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
地球を駆ける男
地球を駆ける男
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地球を駆ける男

1938年公開
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「テスト・パイロット」「恋の挽歌」と同じくクラーク・ゲーブルとマーナ・ローイが主演する映画で、レン・ハモンドのストーリーを「薔薇はなぜ紅い」に協力したレンス・ストーリングスと「最後のギャング」のジョン・リー・メインとが協力脚色し「サラトガ」「響け凱歌」のジャック・コンウェイが監督に当り、「我は海の子」「響け凱歌」のハロルド・ロッソンが撮影した。助演者は「サラトガ」のウォルター・ビジョン「大地」のウォルター・コノリー、「歴史は夜作られる」のレオ・カリーロ、かつての喜劇スタア、ジョニー・ハインズ等である。

ストーリー

ニュース映画の敏腕な撮影技師クリスは、会社から上海に特派されると、競争相手の他社のカメラマン、ビルを始めその他の鼻を明かして素晴らしい特ダネを撮影した。ところが後になって彼の特ダネは巧妙なトリック映画だったことを知ったビルたちは、彼に返事すべく中国奥地へコレラの血清を送る慈善飛行という振込みで、マニラから飛行士を呼寄せ、それをクリスにだけは知らさないでおいた。すると彼はどこから聞込んで来たのか、呼ばれた女流飛行家アルマが上海飛行場へ着陸しようとする刹那、クリスは自動車でそこへ駆け付けたが、運転手の失策から飛行機と衝突してアルマは危うく一命を落とそうとした。幸いにクリスの動きで助かった。その実況をクリスの助手ジョセリトが秘かに撮影してしまった。ビルは又しても一杯喰わされたので、そのフィルムを盗んでしまう。そうとは知らぬクリスは、アルマを口説き落としてニューヨークへ帰り、社長のギャビーに頼んでお抱えの飛行士に雇い、早速2人の協力で船火事の素晴らしい特ダネを撮ったが、ビルが盗んだ上海のフィルムから悶着が起こり、ついに3人は共々会社をクビになった。そのためアルマは彼女一生の目的である南米で行方不明になった飛行家の兄ハリスを捜索に、南米へ飛行する計画も資金の欠乏で断念せねばならなかった。これに同情したクリスとビルは、彼女に内密で撮影機を売って金を作り、ジョセリトを南米飛行協会から来た紳士と偽称させ、その金をアルマに届けさせた。彼女は喜び勇んで南米へビルと同行した。その後を追ってクリスも南米へ来たが元来2人の仕組んだ芝居なので、ハリスを捜索する手掛りもなく弱っているところへ、運よくハリスを虜にしたブウドウ族の原住民が、彼の時計を種に再びアルマを誘拐に現れたのを知った。そこでそれを逆に利用して彼らの集落に乗込み、クリスの奇知で巧みに番人を騙し危く彼らの犠牲にならんとしていたハリスを救い出し、その上クリスはアルマもビルも罵倒するような超特ダネを得て意気揚々とニューヨークへ引上げた。お互いに始めから好きであったが、変な行違いから伸違いしていたクリスとビルの恋も、ここでようやくのことめでたく結ばれた。

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作品データ

原題
Too Hot to Handle
製作年
1938年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画
初公開日
1938年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社