三浦誠己
ショウタ
若手映画監督4人が、解散の瀬戸際に立つ漫才コンビ、休業中のホテルの支配人と宿泊客、スリの母娘、嘘のメールを送り思わぬ事態を呼んだ女子中学生ら、一匹の猫が住みついた駅を利用する市井の人々を描いたオムニバス作品。埼玉県における映像産業の推進を目的にした施設『SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ』による若手映像クリエイターのプロデュースプロジェクト『Go-all』第3弾。出演は「海炭市叙景」の三浦誠己、「くちびるに歌を」の柴田杏花、「ガールフレンド」の山田キヌヲ、「松ヶ根乱射事件」の山中崇ほか。また、2016年に劇場公開される「猫なんかよんでもこない。」にも登場する猫ののり子が、キーとなる役割で出演している。
ついに全国進出のチャンスがめぐってきたものの解散の危機にある笑太と美帆子の漫才コンビを描いた「猫まんま」、SFが好きで面白半分で見知らぬ相手に「私はあなたの未来の娘です」と送ってしまった女子中学生ひかりとそのメールを信じた男を描いた「ひかりと嘘のはなし」、生活のためにスリを働いているが捕まりそうになったため新たな地に移った母親の祈々と娘の心々を描いた「一円の神様」、休業中のホテルの支配人と事情を抱えた客たちを描いた「ホテル 菜の花」。とある一匹の猫が住みつく駅を利用する市井の人々を、4編のドラマで描いていく。
[c]2015 埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
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