サラ・ラム
ジュリエット
英国ロイヤル・オペラ・ハウス上演作を上映するシリーズ2015/16シーズン版。シェイクスピアの戯曲を、ケネス・マクミラン振付、セルゲイ・プロコフィエフの音楽で描くバレエ作品。主演は、サラ・ラムとスティーヴン・マックレー。パリス役で平野亮一が出演している。
モンタギュー家のロミオ(スティーヴン・マックレー)は、想いを寄せるロザラインに相手にされない。街では、モンタギュー家とキャピレット家の対立からケンカが起こる。ヴェローナ大公は、両家に争いをやめるように諭す。友人たちと共にキャピレット家の舞踏会に忍び込んだロミオは、キャピレット家の娘ジュリエット(サラ・ラム)と出会い、恋に落ちる。舞踏会が終わると、ロミオはジュリエットの部屋のバルコニーに現れ、想いを告げる。ジュリエットと密かに結婚したロミオが街に戻ると、ロミオの友人・マーキュリオ(アレクサンダー・キャンベル)たちとキャピレット夫人の甥・ティボルト(ギャリー・エイヴィス)のケンカが始まる。マーキュリオが殺されたことに激昂したロミオは、ティボルトを殺してしまう。ロミオは街を追放され、ジュリエットはパリス(平野亮一)と結婚することを強要される。ジュリエットが神父に相談に行くと、飲めば仮死状態になる薬を渡される。薬の効果で死んだと思われたジュリエットは、墓に埋葬される。しかし、ジュリエットが死んでしまったと勘違いしたロミオは、毒を飲んで命を絶つ。ロミオが死んだあと、ジュリエットが目を覚ます。傍らで息絶えたロミオを見たジュリエットは、ナイフで自分の胸を刺し、後を追うのだった。