ミナ・ハープキラ
アルミ・ラティア
ファッションや雑貨を手がけるフィンランドのブランド『マリメッコ』の創業者アルミ・ラティアの生涯を描き出す伝記ドラマ。新しいライフスタイルを作ろうとし、幾度も危機に見舞われながら時代の先端を駆け抜けたアルミ。しかしその裏には深い孤独があった。監督は、第56回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイングマール・ベルイマン監督作「ファニーとアレクサンデル」にプロデューサーとして携わったヨールン・ドンネル。『マリメッコ』初期に役員を務めており、構想に50年かけ完成させた。劇中劇のスタイルが用いられ、アルミを演じた女優の俯瞰的視点を取り入れている。
アルミは戦争で兄弟を亡くし、工房も失ってしまう。夫ヴィリヨは業務用オイルプリントを作る会社を買収、アルミはそこで働くうちに、個人向けに綿の布地にプリントすることを思いつく。そして1951年、新会社マリメッコを設立。軌道に乗せるため、全財産を賭けて、布地の使い方をアピールするドレスのファッションショーを開催する。こうしてヘルシンキで初めて行われたファッションショーは大成功を収め、独特な色遣いとデザインが施された布地や女性をレースやコルセットから解放したドレスは一躍脚光を浴びる。才気あふれるデザイナーに自由にデザインをさせ、手がけた布地には名前とデザイナーの名前を冠した。アルミはマリメッコに人生を賭け、従業員たちと何でも言い合い、家族のように思ってきた。そのために面倒を引き受け出費を惜しまないアルミに、銀行は難色を示し、経営危機に陥ることも何度もあった。それでもアルミは常識をはずれるほどマリメッコに傾倒。ついには夫や子どもたちに見放されてしまい、理解を得られない淋しさを酒や他の男性で紛らわせようとする。やがてマリメッコは知的な人々のユニフォームとして世界に広まるまでに成長。そしてアルミは、職住が一体となった自然あふれる理想郷マリメッコ村(マリキュラ)を作ろうとする。
アルミ・ラティア
リーナ
ヴィリヨ・ラティア
ケルットゥ
監督
脚本
製作
製作
撮影
美術
編集
衣装デザイン
メイク
音響
日本版字幕
字幕監修
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