リンダ・ハント
Alice_B._Toklas
1930年代のパリを舞台に生涯を作家活動に生きたガートルード・スタインと秘書アリスの生活を描く。製作はサンドラ・シュールベルグ、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンゼイ・ロウ、監督はこれがデビューのジル・ゴッドミロー、脚本はマーク・マッギル、原案はゴッドミローとマッギル、撮影はアンドレ・ニュー、音楽はマイケル・サール、編集はジョージ・クロッツが担当。出演はリンダ・ハント、リンダ・バセットほか。
1936年夏、南仏ビリニャンの別荘の庭で、ガートルード・スタイン(リンダ・バセット)が執筆中の「アリス・ローズ」の校正を、彼女の秘書アリス・B・トクラス(リンダ・ハント)と行なっている。女流作家であるガートルードにかわって彼女の身のまわりの世話や家事を切り盛りをするアリスは、彼女と共に、アメリカからフランスに渡って、パリのフルリュス街の芸術家たちが集まるサロンに住み、夏は、別荘で過ごしていた。ある春、重病にかかり、長くはないと言われたガートルードは、アリスにはそのことを告げず冷静に日々を送っていた。ある日2人はT型フォードで、アポリネール(ジャック・ブーデ)の待つリモーヌに向かう途中、ヒッチハイクでスペインへ行くという青年ヘンリー(アンドリュー・マッカーシー)と、ピカソの当時の愛人オリヴィエ(べルナデット・ラフォン)を同乗させた。その夜、顔を揃えた一同は、焚火を囲みアポリネールの不思議な話に耳を傾けた。ガートルードの病状を知っているアリスは思い悩み、咄嗟に手近な教会で懺悔をするが、安らぎは得られなかった。そんな中、友人のへミングウェイが酔って騒ぎを起こしているのを鎮めに行ったり、ガートルードを取りまく芸術家たちとの触れ合いで日々が過ぎてゆく。やがて、ガートルードの病気が誤診だとわかる。ある夜、庭の木陰に肩を寄せ合い、静かに月の出を待つ2人の姿があった。
Alice_B._Toklas
Gertrude_Stein
Fernande_Olivier
Ernest_Hemingway
Guillaume_Apollinaire
Henry_Hopper
監督、原案
脚本、原案
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社