次世代を担う映画監督の発掘と育成を目指す文化庁の委託事業『ndjc2015(若手映画作家育成プロジェクト2015)』の一篇。15年前に家族を捨てたホームレスの哲治がプロレスラーとなった娘の花と再会、その恋人でマネージャーの鯨と三人で旅を始める。監督は「リスナー」の堀江貴大。出演は「ライヴ」の森下能幸、「愛を語れば変態ですか」の黒川芽以、「シティボーイズのFilm noir 俺の切腹」の夙川アトム、「カニを喰べる。」の水澤紳吾、「カラアゲ★USA」の中村ゆうじ。佐藤快磨監督の「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」、ふくだももこ監督の「父の結婚」、藤井悠輔監督の「罪とバス」と同時上映。
ストーリー
15年前に家族を捨てホームレスとなった哲治(森下能幸)は、乗り捨てレンタカーの返却業で日々食いつないでいる。いつものように月極コインロッカー屋で仕事の支度をしていると、そこに現れたのは娘の花(黒川芽以)。15年ぶりの再会であったが、哲治は出会い頭にラリアットをされそうになる。実は花は女子プロレスラーになっていて、花の恋人でマネージャーの鯨(夙川アトム)も一緒に来ていた。花の目的は父親にラリアット、そして鯨の目的は結婚の挨拶であった。人違いだとか記憶喪失だとか言い訳をして哲治はその場から逃げようとするが、花と鯨は逃そうとしない。そんな中、返却する乗り捨てレンタカーでの三人旅が始まる。旅の果て、思い出の地で明かされる哲治が蒸発をした理由とは……。
スタッフ
監督、脚本
堀江貴大
製作総指揮
松谷孝征
撮影
村埜茂樹
音楽
堤博明
編集
上野聡一
衣装
浜辺みさき
ヘア・メイク
鷲田知樹
照明
小笠原篤志
録音
鶴巻仁
装飾
うてなまさたか
音響効果
松浦大樹
助監督
武鑓加恵
制作担当
桑原学
プロデューサー
川田尚広
音楽プロデューサー
成川沙世子
スクリプター
樽角みほり
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2016年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 映像産業振興機構(VIPO)
- 初公開日
- 2016年3月5日
- 上映時間
- 30分
- 製作会社
- 映像産業振興機構(VIPO)(制作プロダクション:東宝映画)
[c]2016 VIPO
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