篤海
坂上幸一
元参議院議員の姫井由美子による同名小説を映画化。兵庫県の小さな商店街で代々続く酒店を営む父が病気で倒れ、数年ぶりに帰郷した一人息子の幸一。同級生の美香から店を継いでほしいと懇願されるが、幸一はコンビニに新装しようと準備を始める。出演は「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」の篤海、「三本木農業高校、馬術部」の文音、「風のたより」の秋本祐希、「天空の蜂」の佐藤二朗、「サムライ・ロック」の藤吉久美子、「あなたへ」の石倉三郎、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の仁科亜季子。監督は『大強盗 ギャングな奴ら』の松生秀二。
日本海に面した兵庫県香美町。小さな商店街で古くから酒屋を営んでいる坂上酒店の主人、坂上幸造(石倉三郎)は8年前に妻の良子(仁科亜季子)に先立たれ、心労の余り予てから患っていた心臓病が悪化していた。幸造には良子との間に一人息子の幸一(篤海)がいるが何かと反りが合わず、母の死をきっかけに町を離れ東京へ逃げるように去って連絡を絶っていた。幸一が出て行ってから数年。酒店は幸一の幼友達で同級生の太田美香(文音)が手伝い、幸造は悶々とした日々を送っていた。そんなある日、幸造が心臓発作で倒れ、美香から連絡を受けた幸一は数年ぶりに帰郷する。奇跡的に一命を救われた幸造であったが、予想外の重傷で酒店の今後を悩むばかり。美香は、幸造のためにも幸一に店を継いでほしいと懇願するが、美香の願いと裏腹に幸一は酒屋をやめてコンビニ店にすると言い出す。それは幸造の古くからの付き合いのあった友人たち、本屋、八百屋、タバコ屋など商店街の仲間を裏切ることだった。そんな中、幸一の同居人、山本京子(秋本祐希)が娘の美織を連れて町にやって来る。幸造や美香の猛反対を押し切り、幸一は京子の助けを借りながらコンビニ店オープンへの準備を始めるのだが……。
坂上幸一
太田美香
山本京子
小沢あきお
旅館女将
坂上幸造
坂上良子
秀徳
安田辰夫
安田勇
監督
脚本
原作、エグゼクティブプロデューサー、企画
撮影監督
音楽
美術
編集
照明
録音
プロデューサー
キャスティング
挿入歌
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