ユーリア・アウグ
オロプチー
ロシア連邦の中で、500年に渡って独自の言語と文化を保ってきたマリ人たちの間に伝わる説話を映画化。理想の夫を選ぶ目を養うため、キノコの形を丹念に調べる女性や、醜い森の精霊から呪いをかけられた女性など、24人の娘たちの“生”と“性”の物語。監督は、ヴェネチア国際映画祭などで受賞歴を持ち、ロシア映画の第三世代として高い評価を得ているアレクセイ・フェドルチェンコ。
理想的な夫を選ぶ目を養うため、バケツいっぱいのキノコの形を丹念に調べるオシュチレーチェ。小枝のようにか細いオシャニクを豊満な身体にするため、裸の体を布で拭くまじないを施すオカナイおばさん。友だちにそそのかされ、夫の股間の匂いを嗅ぐことで浮気の確証を得ようとするオーニャ。夫に想いを寄せる醜い森の精霊から呪いをかけられてしまうオロプチー。男の亡霊たちの気まぐれに乗せられて、裸で踊る姉たちの姿を目撃する少女オルマルチェ……。名前が“O”から始まる24人の娘たちの”生“と”性“についての物語が幕をあける。嘘か誠か、真実は風の中……。
監督
脚本、原作
製作
共同製作
共同製作
撮影
音楽
美術
[c]キネマ旬報社