イングリッド・バーグマンの生誕100周年を記念し、2015年にカンヌ国際映画祭でプレミア上映されたドキュメンタリー作品。アカデミー賞に3度輝いた大女優である一方でスキャンダルを重ねた彼女の足跡を辿り、一人の女性としての姿を浮かび上がらせる。監督はウディ・アレン監督やラース・フォン・トリアー監督へのインタビューが日本でも刊行されたスティーグ・ビョークマン。イングリッド・バーグマンと同じくスウェーデン出身で、「リリーのすべて」で第88回アカデミー賞助演女優賞を獲得したアリシア・ヴィキャンデルがナレーションを担当している。劇場公開に先立ち、第28回東京国際映画祭パノラマ部門にて上映された(上映日:2015年10月26日、28日/映画祭題「イングリッド・バーグマン (仮題)」)。
ストーリー
「別離」でアメリカ映画に進出し、「カサブランカ」などに出演、「ガス燈」と「追想」でアカデミー賞主演女優賞を、「オリエント急行殺人事件」で同賞助演女優賞を受賞し、ハリウッド黄金期の中でもひときわ輝く才能を見せた大女優イングリッド・バーグマン。聖女のイメージを持たれていた一方で、不倫騒動や3度の結婚などスキャンダラスな私生活から悪女のレッテルを貼られ、一時はアメリカ映画から離れざるをえなくなるまでになった。それにも関わらず死後も人々を魅了してやまない彼女の軌跡を、彼女が肌身離さず持ち歩いたカメラに収められていたスチールや、日記、手紙、プライベート映像、彼女の子どもたちへのインタビューを交えて辿っていく。
キャスト
スタッフ
監督、スクリプト
スティーグ・ビョークマン
スクリプト、プロデューサー
スティナ・ガーデル
スクリプト、編集
ドミニカ・ダウベンビュシェル
撮影
マリン・コルケアサロ
音楽
マイケル・ナイマン
音響効果