ピルー・アスベック
Claus Michael Pedersen
「光りのほうへ」「偽りなき者」脚本のトビアス・リンホルムが監督した人間ドラマ。アフガニスタンに駐留するデンマーク軍部隊長クラウスはタリバンの襲撃を受け、敵が発砲していると思われる地区の空爆を命じる。しかしそこにいたのは罪のない民間人だった。出演は、「LUCY ルーシー」のピルー・アスベック、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」のツヴァ・ノヴォトニー、ドラマ『コペンハーゲン/首相の決断』のソーレン・マリン。第88回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。一般公開に先駆け、新宿シネマカリテの特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016』にて先行プレミア上映(上映日:2016年7月30日)。
デンマーク軍の部隊長クラウス(ピルー・アスベック)は3人の子どもと妻マリアを国に残して、アフガニスタンの平和維持のため現地に駐留し、命がけの任務に没頭していた。ある日、パトロール中にタリバンの襲撃を受けたクラウスは、仲間と自分を守るため、敵が発砲していると思われる地区の空爆命令を行う。しかし、そこにいたのは民間人だったことが判明し、結果、子どもを含む11名の罪のない命が犠牲になった。クラウスは帰国後、軍法会議にかけられる。消えることのない罪の意識と、過酷な状況で部下たちを守るために不可欠だった決断の間で揺れ動く彼に、運命の結審が迫る。
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