脚本、演出、撮影
海軍落下傘部隊に所属する桃太郎隊長と部下の猿、犬、雉、熊の活躍を描く長編アニメーション。日本初の長編アニメーション映画「桃太郎の海鷲」の姉妹篇。監督・脚本は瀬尾光世。(9巻)戦後永らく失われた作品となっていたが、1982年に松竹撮影所の倉庫よりオリジナルネガが発見され、国立近代美術フィルムセンターにて現像。1984年4月7日に、東京・京橋フィルムセンターにて、瀬尾光世監督をゲストに上映された。1984年8月18日より、東京・松竹シネサロンにて再上映。(併映「くもとちゅうりっぷ」)その後、35mmのマスターポジを4Kスキャンし、2Kでのデジタル修復が行われ、2016年第69回カンヌ国際映画祭クラシック部門でデジタル修復版がプレミア上映された。2016年7月23日よりユーロスペース、神戸国際松竹ほかにて公開。
ストーリー
富士山麓の村で休息を終えた、サル、イヌ、キジ、クマが南方へ行く。隊長・桃太郎の指揮下、鬼ヶ島へ飛行隊が向かう。大空に咲く、数々のパラシュート。作戦が成功し、桃太郎たちが瞬く間に島を制圧した頃、村の子供たちは落下傘ごっこをして、歓声を上げ、富士山に向かって走り去る。