第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞に輝いた2010年の深田晃司監督作「歓待」の、ディレクターズカット版。2014年2月20日より大阪のシネ・ヌーヴォでの公開を皮切りに、順次上映。
ストーリー
東京の下町。夏の光に照り返る大きな河川を抱く工場地帯の一角で、小林印刷は今日も輪転機の音を響かせている。小林幹夫(山内健司)は、若い妻・夏希(杉野希妃)と前妻の娘・エリコ(オノ・エリコ)、出戻りの妹・清子(兵藤清子)と暮らしながらこの印刷屋を営んでいる。勤勉に働く家族の最近のもっぱらの事件は、エリコの飼っていたインコのピーちゃんが逃げてしまったことぐらいである。そんなある日、かつて小林印刷に資金援助をしていた資産家の息子と名乗る男、加川花太郎(古舘寛治)が不意に訪れる。加川は低姿勢ながら確実に小林家の内部へと入り込み、夫妻のゆるやかな日常は加川とその招来客によってにわかに崩れ始めていく……。
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作品データ
- 製作国
- 日本
- 配給
- 和エンタテインメント
- 初公開日
- 2016年7月2日
- 上映時間
- 96分
[c]キネマ旬報社