浜辺美波
山内桜良
“泣ける小説”として人気を博した住野よるのベストセラー小説を映画化。膵臓の病を患う少女と、彼女の言葉を胸に後に教師となる少年の物語がつづられる。浜辺美波と人気バンド、DISH//の北村匠海というフレッシュなキャストに加え、原作にはない12年後の現在を描くパートでは主人公を小栗旬、ヒロインの親友を北川景子が演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
高校時代のクラスメイト・桜良の言葉がきっかけで母校の教師となった僕。ある日、教え子と話しているうちに、桜良と過ごしたかけがえのない日々を思い出す。それは、肝臓の病を患う桜良が書いていた「共病文庫」という闘病日記を僕が偶然見つけたのがきっかけだった。一緒にすごすようになった2人だが、彼女の日々はやがて終わりを告げる。
監督
脚本
原作
音楽
追加編曲
主題歌
製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
企画・プロデュース
企画・プロデュース
プロデューサー
ラインプロデューサー
撮影
美術
録音
照明
編集
助監督
製作担当
音楽プロデューサー
プロダクション統括
[c]2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 [c]住野よる/双葉社 [c]キネマ旬報社
ヒロインとその相手役を演じた役者が素晴らしい。
ストーリーには既視感があった。少し前に見た「君は月夜に光り輝く」に似ていたからだ。監督も同じでヒロインの相手役も同じ北村匠海のせいか、変奏された作品を見たような感じ。しかしこの作品の方が早いので「君は月夜に光り輝く」の方が変奏だろう。しかし、不治の病にかかったヒロインを相手役の若い男が支える話の原型は、堀辰雄の「風立ちぬ」にある。その意味で両作品ともこれまで数多く描かれてきた「風立ちぬ」の変奏作品群の山脈に繫がるものだろう。「風立ちぬ」の現代的変奏とでも言おうか。その上で一個の別の作品として最初から最後まで新鮮な気持ちで見通すことが出来るのは、役者の力と演出の詩情故だろう。つまりニュアンスがすべて違うため、テイストが変化しているのだ。堀辰雄も作品において一番重要なものはニュアンスだと言っている。役者と監督・カメラによって、独自のニュアンスをうまく映像作品に定着させ得たからこそ、この作品は名作となった。
本作品原作は発行の2015年ベストセラー6位、読者ランキング1位等・・・
タイトルに興味を惹かれ読んだ原作で秘かに実写化を期待していた小説でしたが、本作品の配役に違和感無く原作の修正も許容範囲での実写化、ロケ地選定(京都伏見出会い橋)音源(ミスチル)が効果的印象な出来映えに加えて桜良役浜辺美波チャンの魅力が全てでした。
原作では物語り終盤の発信メール既読有無がポイントで若干残念でしたが・・・本作品では浜辺美波チャンが最後のデート玄関前で母親へ「行ってきま~す」のウフッ(⋈◍>◡<◍)が無双!!