ローレンス・フィッシュバーン
Stevens
麻薬組織に潜入した警察官が、悪の道にのめり込んでしまう姿を描いたアクション映画。監督は「レイジ・イン・ハーレム」のビル・デューク、製作は「背徳の囁き」のピエール・デイヴィッドとヘンリー・ビーン、エグゼクティヴ・プロデューサーは「背徳の囁き」のデイヴィッド・ストレイト、脚本はマイケル・トルキンとヘンリー・ビーン、撮影は「キング・オブ・ニューヨーク」のボージャン・バゼリ、音楽はミシェル・コロンビエが担当。
クリーブランド署に勤務するラッセル・スティーヴンス(ローレンス・フィッシュバーン)に、国際的麻薬組織への潜入捜査の特命が来る。10歳の時、ジャンキーだった父親が射殺された過去を持つ彼は、ドラッグと酒はやらない主義だ。2週間後、組織の本拠地ロサンゼルスに潜入した彼は、その日からジョン・ハルと名乗る。売人エディー(ロジャー・グエンヴァー・スミス)から悪徳弁護士ジェイソン(ジェフ・ゴールドブラム)を紹介され、組織の内部に入り込んだハルは、次第に大物の売人となっていく。ハルとジェイソンがのし上がっていくのを見て、組織の中堅幹部バーボサ(グレゴリー・シェラ)が2人と、その仲間の美術商ベティー(ヴィクトリア・ディラード)を警察に売る。夜の駐車場のヤクの取り引きでワナにはめられかけ、バーボサを殺してしまったハルたちは、組織から、バーボサの借金180万ドルを3日で返せと脅される。そんな時、麻薬局のカーヴァー部長(チャールズ・マーティン・スミス)から捜査の中止命令が出るが、売人の道にどっぷりつかったハルは反発し、さらに、組織から1億ドルを盗み、完全に敵に回してしまう。公聴会で麻薬売買の実体を証言することになったハルは、カーヴァー部長から、警察や組織と癒着した政界にとって不利な証言をするなと脅されるが、その後、有名政治家が、麻薬ディーラーと会っている現場のビデオ・テープをマスコミにばらまき、スキャンダルになる。隣人だったジャンキーの女の墓の前で、手元にある1億ドルをどうするべきか、ハルは思案するのだった。
Stevens
Jason
Carver
Betty
Taft
Eddie
Barbosa
Gopher
監督
脚本
脚本、製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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