0円キッチン
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2017年1月21日公開、81分、ドキュメンタリー/社会派
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植物油で走る車にキッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国を巡る旅を追ったドキュメンタリー。ジャーナリストで食材救出人を名乗る監督が、各地でフードロス問題に関わる人々と協力しながら、廃棄予定の食物を使った料理をふるまい、食の現在と未来を照らし出す。脚本を担当し、食材救出人として自ら各地を回るダーヴィド・グロスと、テレビで数々のドキュメンタリー番組を手掛けたゲオルク・ミッシュが共同で監督。

ストーリー

世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは世界で毎年13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう」と考えたジャーナリストでアクティビスト(自称:食材救出人)のダーヴィド・グロスは、植物油で走れるように自ら改造した車に、ゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、オーストリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、そしてフランスを巡る旅へ出発。使った廃油は684.5リットル、走行距離は5079km、救出した食材は690kg。オーストリアでは一般家庭を訪問し、冷蔵庫の中を抜き打ちチェック。ドイツでは農家を訪問し、規格外野菜が売れない実態を知る。ベルギーでは欧州議会の食堂でゲリラ的に廃棄食材料理を作り、議員たちに食料廃棄問題を訴える。オランダでは未来の食として注目される昆虫で料理を作り小学生たちに食べてもらう。そしてフランスでは1日料理人として漁船に乗り込み、捨てられてしまう魚で料理を作る。ダーヴィドは一流シェフや科学者、そして食材救出仲間たちと共に、消費社会における食の無駄をなくすためのチャレンジをしながら、新たなアイデアを学んでいく……。

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作品データ

原題
WASTECOOKING
製作年
2015年
製作国
オーストリア
配給
ユナイテッドピープル
初公開日
2017年1月21日
上映時間
81分
製作会社
(制作 ミスチフ・フィルムズ/制作協力 SWR/ARTE=ORF)
ジャンル
ドキュメンタリー社会派


[c]キネマ旬報社