長きにわたりプロレス界を牽引してきた天龍源一郎の、引退発表から最後の試合までの日々を収めたドキュメンタリー。彼を支え続けた娘とのタッグなど表に出すことのなかった家族との絆を織り交ぜながら、プロレスに心血を注いできた天龍源一郎の生き様に迫る。監督は「通学シリーズ」や「ほしのふるまち」を手がけた川野浩司。天龍源一郎が設立したプロレス団体・天龍プロジェクトの代表を務める実子・嶋田紋奈がエグゼクティブプロデューサーとして参加。また、プロレスファンとして知られる俳優の染谷将太がナレーションを担当している。
ストーリー
第3次プロレスブームを築き上げ長きにわたりプロレス界を牽引してきた天龍源一郎。リングデビューから約40年、65歳を迎えた2015年2月9日、天龍は慣れ親しんだ後楽園ホールで現役プロレスラー廃業を宣言した。2015年11月15日に両国国技館で行われた新日本プロレスのオカダ・カズチカとのラストマッチまでの約10ヶ月間にカメラが密着。引退を決意するまでの思い、ファンや戦友、家族との絆、そしてプロレスへの愛。プロレスに心血を注いだ人間・天龍源一郎の生き様に迫る。