1990年代、音楽業界のメロコアブームを牽引したインディーズ・レーベル“FAT WRECK CHORDS”の25年の歩みを振り返ったドキュメンタリー。最盛期に年間100万枚以上のレコードを売り上げたレーベルが生き残ってきた裏にあるものとは。NOFX、NO USE FOR A NAMEなどのバンドが出演。メガホンを取ったのは、本作が初監督作となるショーン・M・コロン。
ストーリー
25年に渡って、パンクロックを手掛けてきたインディペンデント・レコード・レーベル“FAT WRECK CHORDS(=ファット・レック・コーズ)”。90年代のメロコアブームを牽引し、最盛期には年間100万枚以上のレコードセールスを記録、これまで150タイトル以上のアルバムを発売してきたパンクロック界の強力なインディーズ・レーベルである。当時は日本でも“FAT”のロゴ入りTシャツが街に溢れかえっていた。しかし2000年代に入ると、アメリカでは配信が音楽の主要な市場となったことから、多くのインディーズ・レーベルが勢いを失い、一部は廃業に追い込まれた。FAT WRECK CHORDSも、リストラを余儀なくされるなど、苦境に立たされた。それでも何とか、現在も完全なインディペンデント経営を貫き、変わらぬスタンスのまま継続している。本作では、巨大企業があらゆるものを飲み込み、インディーズが駆逐されようとする世の中で、創業者ファット・マイク(NOFX)と元妻エリンが、レーベルの誕生から成長、数々の苦難を乗り越え、いかに生き残って来たかを振り返る。メロコア直撃世代へのノスタルジックな情景を提示するとともに、当事者たちの証言の数々によって、あくまで現在進行形で今を生きるレーベルと所属バンドたちの姿を映し出す。
スタッフ
監督、編集
ショーン・M・コロン
脚本
グレッグ・プラット
パペットデザイン
ジェニー・コタリル
パペットデザイン
ハビエル・ベルトラン
製作
ジョエル・ヘレーラ
製作、撮影、編集
ジャスティン・ウィルソン
製作
クリス・カットラー
製作
イオアニス・ハンセン
製作総指揮
リコ・コリー
製作総指揮
フィリップ・ドーシュル
製作総指揮
シドニー・キース
製作総指揮
ドクター・ネジク・ジャコピン
製作総指揮
カズヒコ・フチオカ
製作総指揮
クリス・マシソン
製作総指揮
ジェニー・ウッドソン・コロン
製作総指揮
デイヴ・シュロスバーグ
共同製作総指揮
アンディ・コッピング
撮影
ジョニー・ケイン
グラフィック/ビジュアル・デザイン
ジェレミー・フライ
編集
カイラー・ポッター
ロゴデザイン