マルゲリータ・ブイ
エルサ
「ベニスで恋して」のシルヴィオ・ソルディーニ監督が中年夫婦の機微を映し出す人間ドラマ。一人娘が成人し豪邸で仲睦まじく暮らすミケーレと妻エルサ。フレスコ画の研究に打ち込むエルサだったが、夫が失職してしまい、それを機に夫婦の間に亀裂が生じてゆく。出演は「母よ、」のマルゲリータ・ブイ、「ローマでアモーレ」のアントニオ・アルバネーゼ、「おとなの事情」のジュゼッペ・バッティストン、「ハングリー・ハーツ」のアルバ・ロルヴァケル。撮影を「湖のほとりで」のラミーロ・チヴィータが務める。2008年5月、「イタリア映画祭2008」にて上映。2017年5月27日より開催される特集上映「Viva! イタリアVOL.3」にて劇場公開。
会社を経営するミケーレ(アントニオ・アルバネーゼ)と、妻エルサ(マルゲリータ・ブイ)は豪邸で仲睦まじく暮らす中年夫婦。一人娘のアリス(アルバ・ロルヴァケル)も20歳になり、エルサはフレスコ画についての学位取得のため充実した日々を送っていた。研究は教授からの評価も高く、卒業パーティーには大勢の友人たちが駆けつけて祝ってくれたばかりでなく、卒業後にはミケーレとのカンボジア旅行が待っていた。しかし、パーティーの翌朝、平日だというのに家にいるミケーレを問い詰めると、2カ月前に共同経営者から外され失業したと打ち明けられる。驚くエルサに、ミケーレは「仕事を探しているし、面接も受けている」そして「家を売る」と言う。ほどなくして、不動産業者が買い手候補を連れて下見に訪れる。家政婦も辞めてしまい、ヨットも売却。エルサも仕事に出るようになり、二人は狭いアパートに引っ越すことになる。だが、ミケーレは友人たちと食事をすると奢りたがる。そんな夫にエルサはますます不満が溜まっていく。ある日、制服のベストを着てオートバイで宅配の仕事をするようなったミケーレを、偶然アリスが目撃する……。
監督、脚本
脚本
脚本
脚本
撮影
美術
編集
衣装
衣装
録音
プロデューサー
[c]キネマ旬報社