リチャード・タルマッジ
Dave_Allen
リチャード・タルマッジ氏がエフ・ビー・オー入社後第2回目の作品で「青春と冒険」はこのさとで作られたものである。原作脚色はフランク・ハワード・クラーク氏の手になり、監督は「青春と冒険」「死をも恐れず」と同じくジェームズ・W・ホーン氏の手になったもの・相手役はチャップリン氏の先妻ミルドレッド・ハリス嬢である。
デーヴ・アレンは銀行家ジェームズ・ベンドローイの秘書であったが、ジェームズの娘エヴェリンと恋仲であった。エヴェリンを恋しているル・バロンという外国貴族を名乗る男があったが、ある日銀行の金庫内から多額の有価証券が紛失した際、意外にもアレンの指紋が金庫の壁に印せられていた。アレンは真犯人を発見しようと暗黒街の無頼漢の仲間にはいった。彼はル・バロンを犯人と睨み、彼にベンドローイ家の金庫内に多数の宝石が納めてあると告げ、一味と共に張り込んでいると果たしてル・バロンが忍び込んできた。大格闘となり、アレンは無頼漢達に素性を知られ彼らからも襲われる。混雑に紛れ逃げたル・バロンをアレンは追跡して引き捕らえ、真犯人である事を立証した。御褒美としてアレンは副頭取をなり、勿論エヴェリンと結婚する。批評ー例によって例のごときリチャード・タルマッジ氏の猛闘劇。活劇の好きな人々には必ず喝采される映画である。(ニウス誌ウィリアム・キャムベル氏)
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