ベティ・デイヴィス
Jule_Gardener
「痴人の愛」「街の花嫁」のペティー・ディーヴィスが「最初の接吻」「彩られし唇」のジョージ・ブレントを相手に主演する映画で、マーティン・ムーニーの原案により、「支那ランプの石油」「国境の町」のレアード・ドイルが「黒地獄」のアベム・フィンケルと協力して脚本作り「Gメン」「夫の日記」のウィリアム・ケイリーが監督に当たり「国際列車第7号」「女性二重奏」のシッドヒコックが撮影した。助演は「シスコ・キッド(1935)」のリカルド・コルテス、「小さい親分」のジャック・ラルウ、「黒地獄」のヘンリー・オニール及び・J・キャロル・ネイシュ「運ちゃん武勇伝」のロバート・バラット、ロバート・ストレンジ等の面々である。
新聞記者ビル・ブラッドフォードはある事件の時、暗黒街一方の旗頭カーストンの子とを新聞に書き立てたが、それは彼の探知したことだけで、カーストンが友人としてビルに話したことだけでカーストンが友人としてビルに話したことは何も書かなかった。こうしたことを見るとカーストンもビルの間は中良く見えたが、それは表面のことでビルは密かにカーストンの罪の確認を握ろうとしていた。ビルはカーストンの罪の確証を握ろうしていた。ビルはカーストンの記帳係ジュリー・ガードナーと親しくなった。彼女は始め名にも知らずに雇われたのであるが、日が経って事情を知っても、自分がここを出ればすぐ殺されることを恐れて身動きできないでいた。彼女はカーストンの経営する賭博場の上がりを記帳していた。ある日、ここの支配人アンドルースがカーストンを裏切ったので罪もない傍観者と共に惨殺された。ビルはカーストンの尻を押さえようと決心した。まず、彼の信用をつなぐため予め警告しておき、Gメンに告げて帳簿を探索させた。カーストンは警告にしたがって帳簿を隠したがビルは写真部長と共に密かに帳簿の各頁を国名に写し手おいた。まもなくジュリーはカーストンの魔手を逃れるため自らGメンの手に捕らわれた。そこで当局の手筈はまったく整い、検事はカーストンを起訴することになった。カーストンは脱税の唯一の証拠たる帳簿が官憲の手に入っていなければ、当局の手が出まいと楽観していたが、当局の手にその写しがあり、しかも捕らえられているジュリーが何時不利な証言をしないとも限らぬので、部下に命じて彼女をGメンの手から奪い返し隠れ家に監禁した。それを知ったビルはカーストンに向かってジュリーに会わせてくれと頼み、その隠れ家に着いたが、中に入った時不意に殴り倒され監禁されてしまった。ビルに隠れ家を教えたのは、無論カーストンの好意からではなく、だだビルの活動を恐れて彼を拘束しようという腹だったのである。ところがビルとジュリーが危機に陥った時そこにGメンが飛び込んだ、つまり逆二ビルは捕らわれると見せてそこへGメンを導いて来たのである。カーストンが動かし難い証拠によって重罪を宣告されたのはそれから間もないことで、その頃ジュリーはビルに対する深い愛を覚えるようになっていた。
Jule_Gardener
Bill_Bradford
Carston
Andrews
District_Attorney
Armitage
Chiel_of_Police
Durell
Rich
Young
Head_of_Internal_Rev._Dept.
Secretary_to_District_Attorney
Wilson
U._S._District_Attorney
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