トリスタン・ゲーベル
マイク・クリンゲンベルク
26カ国で出版されるベストセラー小説『14歳、ぼくらの疾走』を、「消えた声が、その名を呼ぶ」のファティ・アキンが映画化。家庭環境に恵まれず、クラスからもはみ出した14歳のマイクは夏休み、奇妙な転校生チックに誘われ、盗んだ車で旅に出るが……。出演は「西という希望の地」のトリスタン・ゲーベル、オーディションを経て本作でスクリーンデビューを飾ったアナンド・バトビレグ・チョローンバータル。
ドイツ。14歳のマイク(トリスタン・ゲーベル)は、クラスのはみ出し者。授業でアル中の母親(アニャ・シュナイダー)についての作文を読めば、“変人”と笑われ、先生からは大目玉。同級生のタチアナに片思いしながらも、臆病で話しかける事すらできないが、3週間後の彼女の誕生パーティーに向けてこっそり似顔絵を描いていた。そんなある日、クラスに転校生がやって来る。“チチャチョフ”という聞きなれない名前の転校生(アナンド・バトビレグ・チョローンバータル)は、遠いロシアからやって来たらしい。目つきが悪く、変な髪型で二日酔い。奇妙な転校生は“チック”と呼ばれ、その噂はたちまち学校中に広まる。やがて訪れた終業式。タチアナの誕生パーティーの招待状は、マイクとチックにだけ届かなかった。似顔絵を破り捨て、部屋で1人、涙を流すマイク。そして始まったマイクの夏休み。母親は断酒のための病院に入院。浮気中の父親(ウーヴェ・ボーム)は200ユーロを置いて、愛人と旅行に出かけて行った。そこへチックが、オンボロのディーゼル車に乗って現れる。どうやら盗んできたらしい。ドライブに誘われ、渋々車に乗り込むマイク。2人はタチアナの誕生パーティー会場を訪れると、渡せずじまいだったプレゼントを渡して去っていく。こうして、スマホも投げ捨て、青いオンボロ車でひたすら南を目指して旅に出た2人。目指すは、チックの祖父が暮らすという未開の地“ワラキア”。警察に追われ、奇妙な出会いを繰り返しながら続く2人の旅の行方に待つものは……?
マイク・クリンゲンベルク
チック
イザ
マイクの母
マイクの父(ヨーゼフ・クリンゲンベルク)
ヴァーゲンバッハ先生
大家族の母
裁判所の判事
ノーマ村の警官
弁護士
監督、共同脚本
脚本
共同脚本、クリエイティブ・コンサルタント
原作
製作
共同製作
共同製作
撮影
音楽
プロダクション・デザイン
編集
衣装
メイク
メイク
キャスティング