監督、企画
世界中の映画祭で話題を集めた短編ドキュメンタリー3作品を1つのプログラムとして上映する「デンジャラス・ドックス」の1本。毎年10月に愛媛県松山市道後で行われる秋祭りの内部に入り込み、男たちが激しく大神輿をぶつけ合うその様子を体感させる。監督はパリ生まれ、長野県在住の映画作家、ガスパール・クエンツ。
ストーリー
毎年10月7日に愛媛県松山市道後で行われる秋祭り。男たちが大神輿を激しくぶつけ合い、人間の渦のように混ざっていく。時に死を感じる瞬間があるというこの祭りの内側に入り込み、危険を顧みず究極の場に挑む男たちの姿を捉えた鮮烈なドキュメンタリー。祭りを外側から捉えた記録映画とは異なり、あたかも祭りの中にいるような感覚を体感させる。臨場感の再現だけではなく、祭りに関わる男たちの姿から、人間の原始的かつ根源的な行為を見出すことができる。命懸けで祭りに関わる全ての男たちが、超越的な力をもつ大神輿に引き寄せられ、一心同体となって戦いに向かう姿を捉えた貴重な記録。
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