東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦両監督に師事した清原惟監督の劇場デビュー作にして2017年PFFアワードグランプリ受賞作。母と娘の暮らし、女二人の生活という2つの物語が同じ家で同時進行するなか、それぞれの世界が交錯し、徐々に混乱が生まれていく。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻第11期修了制作作品。
ストーリー
もうすぐ14歳を迎えるセリは、父親が失踪して以来、母親の桐子と二人暮らし。最近、母に新しい恋人ができて複雑な気持ちになっている。一方、さなは目覚めるとフェリーに乗っており、自分に関する記憶がなくなっていた。さなは船内で出会った女性・透子の家に住まわせてもらうことになる。ひとつの家の中、ふたつの時間が流れるその場所で、関係のない二組の女性たちがそれぞれに暮らす。やがてふたつの世界が交錯し、徐々に混乱が生じ始める……。
スタッフ
監督、脚本
清原惟
脚本
加藤法子
撮影
千田瞭太
音楽
杉本佳一
美術
加藤瑶子
編集
Kambaraliev Janybek
衣装
青木悠里
照明
諸橋和希
サウンドデザイン
伊藤泰信
サウンドデザイン
三好悠介
助監督
廣田耕平
助監督
山本英
助監督
川上知来
プロデューサー
池本凌太郎
プロデューサー
佐野大
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社