監督、撮影、編集
「収容病棟」のワン・ビン監督が中国の出稼ぎ労働者を追い、第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門脚本賞およびヒューマンライツ賞を獲得したドキュメンタリー。過酷な環境下、縫製工場で働く人々の日常を通し、現代社会の歪な面を浮かび上がらせる。第17回東京フィルメックス特別招待作品(上映日:2016年11月22日、26日)。「アジアシネマ的感性」2024年8/23~9/5シモキタエキマエシネマK2にて上映
ストーリー
中国東海岸にほど近い浙江省湖州。縫製工場が建ち並ぶこの街では、多くの女性たちが各地から出稼ぎに来ており、住民の約80%が出稼ぎ労働者である。雲南省出身の15歳の少女シャオミンもまた、縫製工場で働くため、長距離列車に乗ってやってきた。過酷な労働環境下、一元の金に一喜一憂しながら働く人々。そんな人々の日常を、カメラは捉えていく。