映画会社のサラリーマンを25年間続けてきた太田慶監督が、自主制作で撮り上げた青春映画。無職の利明は、ある日、歩道橋から飛び降りようとする千里を救助。世界を滅ぼしてくれるなら生きてあげてもいいと言う彼女のため、利明はテロリストになろうと決意する。出演は「サッドティー」の阿部隼也、「カニを喰べる。」の東亜優、「やがて水に歸(かえ)る」の永里健太朗、「リングサイド・ストーリー」の小宮孝泰。撮影を「海猫」「狼少女」の石山稔が務める。
ストーリー
派遣切りで職を失い、バタフライナイフを手に街へ飛び出した青年・利明(阿部隼也)。歩道橋から飛び降りようとしている女・千里(東亜優)を思わず助けてしまった利明に千里が言う。「あなたがこのくだらない世界を滅ぼしてくれるなら生きてあげてもいいわ……」そんな彼女のために、利明はテロリストになることを決意する。一方、千里はオタク青年(永里健太朗)やチンピラヤクザ(山村真也)をスカウトしてテロ仲間に引き込むのだった。ライバルの出現に危機感を覚えた利明は、自分を千里にアピールしようとテロの先陣を志願、“一人一殺”のテロを決行する。だが、“世界”は思いもよらぬ方向にねじれていくのであった……。
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作品データ
- 製作年
- 2015年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 「狂える世界のためのレクイエム」
- 初公開日
- 2018年2月17日
- 上映時間
- 88分
[c]キネマ旬報社