ヨハンネス・ハウクル・ヨハネッソン
Freyr
作家イルサ・シグルザルドッティルが本国アイスランドのクライム・フィクション賞を受賞したホラー小説を映画化。老婆首吊り事件の背後にある老人たちの不可解な死。無人島に来た者を襲う何か。両者は60年前に消えたある少年を通じ複雑に絡み合っていた。監督は「アウトロー」(2013)のオスカル・ソール・アクセルソン。首吊り事件を捜査する精神医学者を「アトミック・ブロンド」のヨハネス・ハウクル・ヨンソンが演じる。特集『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映。
精神医学者フレイルが老婆首吊り事件の捜査をしていたところ、老婆が3年前に失踪した息子について執拗に調べていたこと、周囲で老人の不可解な死が相次いでおり、その死んだ老人たちには秘められた忌まわしき過去があったことが判明。彼が働く病院の向かいの島では、ある夫婦と未亡人が古い家を改装しホテル開業に向け準備をしていたところ、何かに襲われる。自分たち以外誰もいないはずではあるが、何かがいると確信する3人。しかし迎えの船を呼ぶことができず島に取り残されてしまう。老人たちの不可解な死と、3人を襲う何か。一見無関係に思われたこれら2つの奇怪な出来事は、60年前に消えたある少年を通じ複雑に絡み合っていた。
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