ISとの戦闘で瓦礫と化した街で手作りのラジオ局を始めた大学生のドキュメンタリー。戦闘中の2014年から3年間を追った。2015年1月、IS占領下にあったシリア北部の街コバニは解放される。そんななか、大学生ディロバンは友人とラジオ局を始める。2017年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭F:ACT賞ほか、多数の国際映画祭で受賞・ノミネート。監督は、「スナイパー・オブ・コバニ」で2016年札幌短編国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したラベー・ドスキー。
ストーリー
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織イスラム国(IS)の占領下となるが、2015年1月、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により解放される。人々はクルドに戻ってきたが、街の大半は数カ月にわたる戦闘で瓦礫と化していた。そんななか、20歳の大学生ディロバンは友人とラジオ局を立ち上げ、生き残った人々や戦士、詩人などの声を届けるラジオ番組『おはようコバニ』の放送を始める。番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらしていく。
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