素人ギャングの顛末を独特のビジュアル感覚と小気味良いリズムで活写し、イタリアでスマッシュヒットを記録したクライム・コメディー。予算削減により大学の職を失ったピエトロは、元同僚で不遇をかこつ研究者たちを呼び集め、合法ドラッグを製造するが……。出演は「おとなの事情」のエドアルド・レオ、「昼下がり、ローマの恋」のヴァレリア・ソラリーノ、「ある天文学者の恋文」のパオロ・カラブレージ。撮影監督は「歓びのトスカーナ」のヴラダン・ラドヴィッチ。1981年生まれのシドニー・シビリア監督の長編デビュー作。『イタリア映画祭2015』にて「いつだってやめられる」のタイトルで上映。2018年6月23日より開催される特集企画『Viva!イタリア vol.4』にて上映。
ストーリー
神経生物学者のピエトロ(エドアルド・レオ)は予算削減で大学の職を追われ、恋人に打ち明けることもできず、悶々とした日々を送っていた。そんなある日、ふとしたことがきっかけで、自らの知識を活かして合法ドラッグを開発することを思いつく。自分同様才能がありながら不遇な扱いを受けている経済学や化学、人類学、ラテン語の専門家、研究者仲間を集めてチームを結成。やがて、新ドラッグは大人気となり、ピエトロたちは巨額の富を手に入れるが、ドラッグ市場を牛耳るボスに目を付けられたことから、次から次へと予想だにしない事態が発生する。ピエトロと仲間たちはその収拾に奔走するのだが……。
スタッフ
監督、脚本、原案
シドニー・シビリア
脚本、原案
ヴァレリオ・アッタナージオ
脚本
アンドレア・ガレッロ
製作
ドメニコ・プロカッチ
製作
マッテオ・ロヴェーレ
撮影監督
ヴラダン・ラドヴィッチ
音楽
アンドレア・ファッリ
衣装
フランチェスカ・ヴェッキ
衣装
ロベルタ・ヴェッキ
装飾
アレッサンドロ・ヴァヌッチ
音響効果
アンジェロ・ボナーニ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社