台湾ニューシネマを代表する監督ワン・レンが1995年に発表したヒューマンドラマを劇場初公開。1950年代。学生のコーは政治的な読書会に参加したことで逮捕され、思わず友人タンの名前を明かし、タンは死刑となる。30年後、コーは彼の墓を探しに旅に出るが……。脚本は、ワン・レンとホウ・シャオシェン作品の編集を務めたリャオ・チンソン、「台北ストーリー」「非情城市」のウー・ニエンチェン。1995年の『第8回東京国際映画祭』で上映。2017年の『第30回東京国際映画祭』でデジタルリマスター版が再上映された。特集企画『台湾巨匠傑作選2018』にて上映。
ストーリー
1950年代、戒厳令と白色テロの時代の台湾。学生のコー・ゲーシン(許毅生)は政治的な読書会に参加したことを理由に逮捕される。投獄されたコーは、思わず友人タン・チンイッ(陳政一)の名前を明かしてしまい、その結果タンは死刑に処せられコーは釈放される。30年後、施設で暮らすコーは、タンの墓を探して謝罪しようと旅に出る。発展する現代の台湾では、その痛ましい過去が跡形もなく消え去っているのを感じながらもコーは旅を続ける……。
スタッフ
監督、脚本、エグゼクティブプロデューサー、美術
ワン・レン
脚本、編集、プロデューサー
リャオ・チンソン
ナレーション脚本
ウー・ニェンチェン
撮影監督
シェン・ルイユアン
音楽
リー・ショウチュアン
音楽
ファン・ゾンペイ
照明
リー・ロンユィ
録音
ドゥ・ドゥチー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- 超級大國民
- 製作年
- 1995年
- 製作国
- 台湾
- 配給
- オリオフィルムズ
- 初公開日
- 2018年4月28日
- 上映時間
- 120分
- 製作会社
- Wan Jen Films
[c]キネマ旬報社