加藤諒
パタリロ・ド・マリネール8世
1978年に連載開始し40年以上続く魔夜峰央のギャグ漫画を、2016・2018年の舞台版に続き加藤諒主演で映画化。暗殺者に狙われたマリネラ王国皇太子パタリロをMI6のバンコラン少佐が救出。美少年マライヒの密着取材を受ける中、敵の策略が巡る。舞台版の演出を手がけた劇団宇宙レコードの主宰・小林顕作が監督、同じく脚本を手がけた表現・さわやかの主宰・池田鉄洋が引き続き参加している(池田テツヒロ名義)。凄腕エージェントのバンコランを「闇金ドッグス」シリーズの青木玄徳が、謎の美少年マライヒを「人狼ゲーム マッドランド」の佐奈宏紀を舞台版に続き演じるほか、原作者・魔夜峰央が掃除夫役で出演。
ロンドン、ヒースロー空港に、ダイヤモンドの一大産出国マリネラ王国の王室専用機が突っ込み、大爆発した炎の中から皇太子パタリロ・ド・マリネール8世(加藤諒)が現れる。挨拶代わりに側近のタマネギ部隊と1曲歌って踊ったパタリロに、英国外務省のアイゼンバーグ(吉川純広)は、マリネラ王国が国王派と大臣派の対立により政情不安に陥り皇太子であるパタリロにも危険が及ぶ可能性があることを告げた。タマネギ部隊を引き連れロンドンの街を観光するパタリロに暗殺者の影が迫り、間一髪のところでMI6の諜報部員ジャック・バンコラン少佐(青木玄徳)に救われる。バンコランは美少年キラーといわれ、見つめられた者は骨抜きになり気絶してしまうという。バンコランは大臣派により命を狙われているパタリロの警備担当に就くことに。そんな中、謎の美少年マライヒ(佐奈宏紀)がBBC放送の記者としてパタリロに密着取材。バンコランとマライヒの視線が激しく交錯し、純愛がはじまる予感が漂う。パタリロは、父・国王があるイギリス女性に贈った絵画とその裏に隠された秘密の手紙の存在をつきとめていたマライヒと美術館へ。スキャンダルになる前にパタリロが盗み出す作戦だったものの、すべては偽の情報であり、パタリロを窃盗犯として殺害し王室の権威を失墜させようとする敵の策略だった。その時、マライヒ目当てのバンコランが敵を倒してパタリロを救出。このネタで大臣を失脚させようと下卑た笑顔を見せるパタリロだったが、国王が亡くなったとのニュースが入る。次期国王であるパタリロは、マリネラ王国で行われる戴冠式に向けバンコランに警備を依頼。もちろんマライヒも取材に訪れる予定だから、バンコランは断るわけがなかった。しかし国王の死をきっかけに国際ダイヤモンド輸出機構を脱退したことにより、パタリロのまわりは不穏な空気に包まれる……。
パタリロ・ド・マリネール8世
ジャック・バンコラン
マライヒ
タマネギ21号
タマネギ9号
タマネギ11号
タマネギ17号
タマネギ19号
タマネギ35号
タマネギ1号
タマネギ3号
タマネギ7号
ロックスター/ナレーター
タマネギ63号
エトランジェ
ミーちゃん/掃除夫
シュレジンジャー
宇宙政府軍ボス
監督、音楽
脚本
原作
撮影
美術
衣装デザイン
ヘアメイク
照明
舞台照明
振付
振付
[c]魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019
[c]キネマ旬報社