各国の映画祭で注目を集めるシンガポール出身の新鋭監督カーステン・タンの長編デビュー作。かつて有名建築士として名を馳せながらも、人生に疲れ切ったタナーはある日、幼い頃に飼っていたゾウのポパイと路上で再会。全てを投げ出して一緒に旅に出るが……。出演は「頭脳ゲーム」のタネート・ワラークンヌクロ、「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」のペンパック・シリクン。サンダンス映画祭脚本賞受賞作。
ストーリー
かつて有名建築士として名を馳せたタナーは、中年に差し掛かった今、会社に居場所はなく、妻にも相手にされず、人生に疲れ切っていた。そんなある日、彼はバンコクの路上で偶然、幼い頃に飼っていたゾウのポパイを見つける。いても立ってもいられなくなり、数十年を経て巨大に成長したポパイを買い取って家に連れ帰ったところ、妻が激怒。何もかもが嫌になったタナーは、家庭も仕事も放り出し、ポパイと一緒に家出してしまう。かつて一緒に暮らした故郷を目指し、長い旅を始めるタナーとポパイ。その途中、間抜けな警官コンビや人生を悟ったホームレス、哀愁漂うニューハーフなど、個性豊かな人々と出会うが……。
スタッフ
監督、脚本
カーステン・タン
エグゼクティブ・プロデューサー
アンソニー・チェン
撮影監督、編集
チャナーナン・チョートルンロート
音楽
マシュー・ジェームズ・ケリー
美術
ラーシケート・スックカーン
プロデューサー
ウェイジー・ライ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社