クレイトン・ローナー
Jack
赴心理学に取り憑かれた教授の実験に強引に付きあわされる学生たちを襲う幻覚の世界を描くホラー。エグゼクティブ・プロデューサーはポール・ホワイトとジュンイチ・マチダ、監督・脚本は「Line of fire」(87・未公開)のブルース・R・クック、撮影はショーン・マクリーン、音楽をマーク・ライダーとフィル・デイヴィーズが担当。出演はアリーシャ・ダス、ジャック・スターレットほか。
超心理学を研究するメンデル教授(ジャック・スターレット)のゼミの生徒たちは悪夢克服実験に参加し、今しもスクリーンには被験者ドナ(エリザベス・カイタン)の見ている恐ろしい夢がディスプレイされている。やがて実験の一環として学生たちは幽霊屋敷の調査に駆り出される。何かが起こりそうという女生徒のキム(アリーシャ・ダス)の期待通り屋敷では不思議な現象が次々と起こるが、小心者のジャック(クレイトン・ローナー)はそれらもまた学生たちの恐怖を打ち消すトレーニングのためのものであることに気づき愕然となる。学生たちを降霊術に引きずり込んで恐怖に陥れる教授の強引な方法に反発した助手のビルはかつて他の大学で同じような実験をして生徒を殺した教授の過去を暴露するが、それに対して教授はナイフで答える。今や教授は完全に狂気に取り憑かれていた。脅かされて鉱山トンネルの中で新たな実験に従事させられそうになるのを、キムは必死に逃げ出して運転手のディーンの車で脱出を図る。しかし、その行方をエクトプラズム(霊気)が拒んだ…。気がつくとキムは実験タンクの中にいた。すべては彼女の夢だったのだ。教授の方法に腹を立て出てゆこうとするが、ドアの先には、またドアが、そしてその先にも…。これもまた夢なのか?
監督、脚本
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
音楽
編集
字幕
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