カルラ・シモン監督が自身の幼少期の体験を元に作り上げ、第67回ベルリン国際映画祭で新人監督賞を受賞するなど、世界中で高評価を受けたドラマ。病気で両親を亡くした少女フリダは、田舎で自給自足の生活を送る若い叔父夫婦の下で暮らすことになるが……。出演は、本作で映画初出演を飾ったライア・アルティガス、本作でゴヤ賞助演男優賞を受賞したダビ・ベルダゲル、同じくゴヤ賞助演女優賞を受賞したブルーナ・クシ。
ストーリー
フリダ(ライア・アルティガス)は、荷物がダンボールに詰められるのを静かに見つめていた。その姿は、まるで母親が最後に残していった置物のようだ。“ある病気”で両親を亡くし、1人になった彼女は、バルセロナからカタルーニャの田舎へ引っ越し、若い叔父夫婦の下で暮らすこととなる。だが、フリダは母親の入院中、祖母たちに甘やかされて育てられてきた都会っ子。田舎で自給自足の生活を送る叔父エステバ(ダビ・ベルダゲル)と叔母マルガ(ブルーナ・クシ)、幼い従妹のアナ(パウラ・ロブレス)は、彼女を家族の一員として温かく迎え入れたものの、新しく家族として暮らすには、互いに時間がかかり……。
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