ミャンマーでの民主化や在日外国人家族を取り巻く社会環境を背景に“移民”を描いたドラマ。ミャンマーからやって来たケインと幼い2人の息子は、東京の小さなアパート暮らし。入国管理局に捕まった夫アイセに代わり、ケインは1人で家庭を支えていたが……。出演者には演技経験のないミャンマーの人々を多数起用し、ドキュメンタリーのような映像を作り上げた。東京国際映画祭アジアの未来部門で、日本人監督初となるグランプリと監督賞をダブル受賞。
ストーリー
東京の小さなアパートに住むミャンマーからやって来た母ケイン(ケイン・ミャッ・トゥ)と幼い2人の兄弟カウン(カウン・ミャッ・トゥ)とテッ(テッ・ミャッ・ナイン)。入国管理局に捕まった夫アイセ(アイセ)に代わり、ケインは1人で家庭を支えていた。日本で育ち、母国語を話せない子どもたちに、慣れない日本語で一生懸命愛情を注ぐケイン。だが、父に会えないストレスから、兄弟は日々喧嘩を繰り返す。これからの生活に不安を抱いたケインは、次第にミャンマーに帰りたいという想いを募らせてゆくが……。
スタッフ
監督、脚本、編集
藤元明緒
撮影監督
岸建太朗
音楽
佐藤和生
美術
飯森則裕
ヘアメイク
大江一代
音響
弥栄裕樹
制作担当
半田雅也
プロデューサー
渡邉一孝
プロデューサー
吉田文人
共同プロデューサー
來河侑希
コラム・インタビュー・イベント
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作品データ
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