リチャード・ウィドマーク
Rolfe
伝説をもとにしたフランス・ベンツォンの同名小説をバークリー・メイサーとビヴァリー・クロスが脚色、「息子と恋人」のジャック・カーディフが演出したアクション歴史ドラマ。製作はアーヴィング・アレン。撮影は「勝利者(1963)」のクリストファー・チャリス、音楽はデュッシャン・ラディックが担当した。出演は「あしやからの飛行」のリチャード・ウィドマーク、「手錠のままの脱獄」のシドニー・ポワチエ、「勝利者(1963)」のロザンナ・スキャフィーノ、「不思議な世界の物語」のラス・タンブリン、ほかにエドワード・ジャッド、クリフォード・エヴァンズ、コリン・ブレクリーなど。
紀元10世紀。ムーア人の要塞。座礁して流れついたバイキングのロルフ(リチャード・ウィドマーク)は「黄金の鐘」のありかを知っている、と、族長のエル・マンスー(シドニー・ポワチエ)に捕らえられたが、隙をみて海中に逃げた。そして彼の父クロークの領土、ノースランドに漂着した。父子は鐘を得るため、王のために造り、献上した葬船を盗み、ガーダ姫を人質に連れ去った。怒った王はクロークの逮捕を命じた。船の上では船乗りたちの迷信から、姫がいけにえにされかけたが、ロルフに救われ、弟オーム(ラス・タンブリン)に姫の運命は任された。そのとき、船は大渦に巻き込まれ、ロルフは甲板で意識を失った。翌朝、彼らは砂浜にうちあげられていた。だが、そこがムーア人の土地であった。彼らはエル・マンスーに捕えられた。エル・マンスーがガーダに心を動かしたので、彼の妻アミナ(ロザンナ・スキャフィーノ)はロルフを救い出し、エルを鐘のありかに導けば乗組員皆に分け前を与えようと条件を出した。バイキング達は船を再建し、見事鐘を探しあてた。エル・マンスーは輝かしい勝利の微笑をたたえて城内へ進んだ。いまや奴隷となったロルフは鐘を乗せた台車の後に繋がれていた。歓迎するムーア人の背後に、バイキングたちがいた。次の瞬間、町は凄絶な戦いの巷と化した。そのとき、台車が凄じい勢いで剣を交わすロルフとエルに向かって走って来た。エルはその下敷きになって死んだ。王女が無事帰り、鐘を手に入れた王はロルフの罪を許した。
Rolfe
El_Mansuh
Orm
Amimah
Gerda
Sven
King Harald
Ylva
Rhykka
監督
脚本
脚本
原作
製作
撮影
音楽
[c]キネマ旬報社