グレタ・ガルボ
Anna_Karenina
「クリスチナ女王」「彩られし女性」に次ぐグレタ・ガルボ主演映画で、レフ・トルストイの名小説を先の二映画に参興したザルカ・フィアテルがクレメンス・デーンと協力脚色し、「私のダイナ」「蛍の光」のクラレンス・ブラウンが監督に当たり、「彩られし女性」「白い蘭」のウィリアム・ダニエルスが撮影した。ガルボの相手役は「白い蘭」「噫無情」のフレドリック・マーチが務め「孤児ダビド物語」のフレディー・バーソロミュー、「晩春」のモーリン・オサリヴァン、「ポンペイ最後の日(1935)」のベイジル・ラスボーン、「少年G戦線」のメイ・ロブソン、「野性の叫び(1935)」のレジナルド・オーウェン、「小牧師(1934)」のレジナルド・デニー等が助演する。
アンナ(グレタ・ガルボ)はカレーニン家に嫁いで10年近く、愛児セルゲイ(フレディー・バーソロミュー)さえも設けたが、夫婦の愛は冷たかった。ある時彼女はモスクワの兄の家を訪れて、ヴロンスキー(メイ・ロブソン)という若い士官と知り合いになる。アンナとヴロンスキーはお互いに心惹かれる思いを押さえ得なかった。兄夫婦の家庭争議を和解させてやったアンナが、ペテルブルグへ帰るため、汽車の車室へ乗り込むと、そこにヴロンスキーが隠れていた。それからペテルベルグで恋の日々が始まった。園遊会に、お茶の会に、ダンスの会に、2人はいつも一緒だった。ある夜アンナは夫(ベイジル・ラスボーン)に呼ばれて、ヴロンスキーと会ってはならぬと申し渡される。ヴロンスキーも親友のヤシュヴィン(レジナルド・デニー)に忠告された。しかし、2人の熱情とアンナに対するカレーニンの冷酷さは、ついに2人をイタリアに走らせる。しかし、日毎夜毎の愛のみの生活は、華やかな社交生活に慣れた2人には侘びしすぎる。2人はいつかロシアの生活に憧れ始めた。アンナは愛児セルゲイに会いたかった。2人は秘かにペテルブルグへ帰る。禁じられてはいたがアンナはセルゲイに会った。帰るとき、カレーニンはアンナを面罵して、犬のように追い立てる。その夜アンナはオペラ見物に行き、ヴロンスキーが若い公爵令嬢に笑みかけるのを見て、心を暗くする。2人は又イタリアに帰ったが、愛し合いながらも彼らは不幸だった。折しもロシア=トルコ戦争が勃発。ヴロンスキーは義勇兵となって戦争に加わり、アンナには別れの接吻も与えずに去った。愛人に飽きられ、背かれた、と思ったアンナは鉄路に身を投げて、若くして世を去った。
Anna_Karenina
Vronsky
Sergei
Kitty
Countess_Vronsky
Karenin
Stiva
Yashvin
Dolly
Levin
Grisha
Anna's_Maid
Lili
Valet
Tania
Butler
Governess
Tutor
Cord
Princess_Sorokino
Mme._Karatasoff
Matve
監督
原作
製作
撮影
脚色
脚色
脚色
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