ロバート・レッドフォード
Roy_Hobbs
プロ野球の選手を志した男の半生を描く野球映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはロジャー・タウンとフィリップ・M・ブリーン、製作はマーク・ジョンソン、アソシエイト・プロデューサーはロバート・F・コールズベリー。監督は「ダイナー」のバリー・レヴィンソン、バーナード・マラムードの原作(『奇跡のルーキー』早川書房刊)をロジャー・タウンとフィル・ダッセンベリーが脚本化。撮影はカレブ・デシャネル、音楽はランディ・ニューマン、編集はステュー・リンダー、プロダクション・デザイナーはアンジェロ・グラハムとメル・ボーン、衣裳はバーニー・ポラックが担当。出演はロバート・レッドフォード、ロバート・デュヴァル、グレン・クロース、キム・ベイシンガー、ウィルフォード・ブリムリー、バーバラ・ハーシーなど。日本版字幕は戸田奈津子。ドルビー・ステレオ。テクニカラー、スタンダード。1984年作品。(コロムビア映画配給*2時間18分)
1918年の春。ネブラスカの静かな草原。そこにはキャッチ・ボールをする父と子の姿があった。農民のエドは妻を亡くした後、幼いロイをずっとコーチし続けてきた。彼は生まれついての天才児で、投・打・守備のどれをとっても大リーグ並みのプレーをしていた。そんなロイの姿を幼なじみのアイリスは優しいまなざしでみつめていた。父親の死後、ロイは雷で2つに裂けた樫の木を削って手製のバットを作った。そして稲妻マークを刻み込み、そのバットをワンダーボーイと名付けた。それから6年が過ぎ、20歳になったロイ(ロバート・レッドフォード)は、将来を誓い合ったアイリス(グレン・クロース)に別れを告げ、スカウトマン、サムと共に街を出た。キャンプに向かう夜行列車の中で、名物バッターとして知られるウォンボルト、スポーツ記者のマックス(ロバート・デュヴァル)、それに黒いドレスに身を包んだセクシャルな女ハリエット(バーバラ・ハーシー)の3人連れに合った。サムはウォンボルトに賭けを挑んだ。ロイなら君を3球3振にさせるぞ、と。勝負はその通りになったが、サムはロイのボールを受けそこね、後に心臓発作で急死してしまう。シカゴに着いてホテルに入ったロイの許にハリエットから電話がくる。彼女の美しい毒に気がつかないロイは、言われた通りに部屋に行く。その時、ハリエットの手に握られていた拳銃から火が吹いた。--そして16年後のニューヨーク。常に下位で低迷しているニューヨーク・ナイツのベンチに35歳のルーキー、ロイ・ハブスが現われる。プロ経験のないロイを、監督のポップ・フィッシャーは冷たく扱うが、ロイのお陰でニューヨーク・ナイツは勝ち続け、野球界は奇跡のルーキーの登場で大揺れとなる。ナイツのオーナーである判事は、自分のチームが負ける方に賭けていたので慌て、マックス、愛人のメモ(キム・ベイシンガー)らを仲間に引き込み、ロイの秘められた過去を暴こうとやっきとなる。ロイはやすやすとメモの誘惑にのり、スランプ状態に陥ってしまう。そんなロイの窮状を救ったのは将来を誓い合った幼なじみのアイリスであった。シカゴの巡業の時、彼女の家に立ち寄ったロイは、使い古しのグローブをみつける。それは彼女の息子のものだった。スランプから脱したロイの打棒が炸裂、優勝まであと1勝と迫った夜、早過ぎる優勝パーティが開かれたが、ロイは脇腹を抱えて倒れてしまう。かつてハリエットに撃ち込まれた銃弾が発見され、医者は優勝決定戦に出場するのは不可能だと忠告する。自分がいないとナイツは負けてしまう…。ロイは再起不能を覚悟で試合に出ようと思った。ところが判事やマックスは、ハリエットに撃たれた現場写真をロイにつきつけ、試合に負けて欲しいと裏取引を申し出る。試合の日、ロイは古傷の痛みに耐え、大ホームランを打ってナイツを優勝へと導く。数日後、とある田舎街の草原でキャッチボールをするロイとアイリスの息子の姿があった。その少年こそロイが20歳の時にアイリスとの間にできた子供だったのだ。そんな2人の姿をアイリスが微笑みをたたえて見つめていた。
Roy_Hobbs
Max_Mercy
Iris_Gaines
Memo_Paris
Pop_Fisher
Harriet Bird
The Judge
The Whammer
監督
脚本、製作総指揮
脚本
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
美術
編集
衣装デザイン
アソシエイト・プロデューサー
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