モトーラ世理奈
森下奈央
「LAIKA-ライカ-」の今関あきよし監督がモデルで「ブラック校則」などに出演するモトーラ世理奈と組んだロードムービー。奈央は父の勧めで父の再婚相手・綾と台湾旅行へ。納得がいかない奈央だったが、旅先で魅力的なグルメや思いがけない人々と出会い……。複雑な思いを抱える女子大生・奈央をモトーラ世理奈が、奈央の父と結婚する予定の綾を「ヘヴンズ ストーリー」の大島葉子が、台湾で出会う日本人バックパッカーの清太郎を「映画刀剣乱舞-継承-」の椎名鯛造が演じる。京都国際映画祭2019にてプレミア上映。
恋人と意見が合わなくなった上に大学生活がつまらなくなり中退を考えている奈央(モトーラ世理奈)は、父・博一(利重剛)の勧めで、博一の三度目の結婚相手になる予定の綾(大島葉子)と二人きりで一週間台湾旅行することに。父の再婚相手というだけでよく知らない女性となぜ旅行をしなければならないのか納得がいかない奈央とは対照的に、綾はこれから娘になる奈央との距離を縮めたい思いから明るく行動的に振舞う。徐々にではあるが奈央も彼女との距離を縮めたいと思うようになるものの、綾と前の夫との間に生まれた娘が台湾にいることを聞き、やはり納得がいかない。そんな中、二人は夜市でバックパッカーの日本人青年・清太郎(椎名鯛造)と偶然出会う。翌日、台湾の魅力を知りつくす彼に案内された評判のお店・庄頭豆花坦で豆花を口にした途端、歓喜がこみ上げ、台湾を思いきり楽しむようになる奈央。その後、台中へ移動した奈央と綾は、彩虹眷村や第二市場などの観光名所で心を癒し、芋園や魯肉飯などの台湾グルメでお腹を満たしていく。二人の距離は縮まり完璧な母娘になったように見えた。しかし奈央は内心、綾が語りかける時に「ママが」という言葉が気になってしまい、もやもやした気持ちはなかなか晴れない。旅は佳境を迎え台南へ移動するという時、博一から交通事故に巻き込まれたとの連絡が入る。綾は日本に帰ることにし、奈央は残って旅を続けていく。そして奈央は思いがけず清太郎と再会を果たすが……。
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