吉村界人
真也
福島県須賀川市出身の渡邉裕也が、原発事故の風評被害の中、農業を続ける祖父の姿にインスパイアされて作り上げた商業映画デビュー作。東京で中途半端な生活を送っていた青年・真也は、知人の紹介を受け、住み込みで福島の農家を手伝うことになるが……。出演は「モリのいる場所」の吉村界人、「桐島、部活やめるってよ」の大後寿々花、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の萩原聖人。
2015年、東京に住む23歳の真也(吉村界人)は仕事を転々としながら、中途半端な生活を送っていた。そんなある日、知人の紹介により、福島の農家で農作業を手伝いながら暮らす事に。ところが、真也に待っていたのは“寒い”、“朝が早い”、“つらい”という言葉が漏れる日々。逃げ出そうと思っていたところ、震災で妻を失いながらも、農業で地元の人々に尽くす正雄(萩原聖人)の姿を目にする。同じ年頃の保育士・里沙(大後寿々花)への恋心もうっすらと芽生え、次第にやりがいを見つけていく真也。地元の人たちのために働こうと考え始めた矢先、県外で出会った人々の福島県産の野菜を毛嫌いする態度に怒りを覚え、思わず手を挙げてしまう。さらに、3.11の風評被害の中で野菜を作る人々に対する違和感も芽生えてきて……。悪い噂が流れてしまった自分を恐れる地元の人々と、心の溝を埋められずに悩んだ真也は、東京へ帰ろうとするが……。
監督、脚本、プロデューサー
撮影
音楽、主題歌
美術
衣装
照明
録音
助監督
プロデューサー
整音
デザイン